【全体ゼミ】授業分析の演習 水落研との合同ゼミ
今日は水落研究室との合同ゼミで授業分析の演習。ゼミ生の企画。自分がM1の時に作った授業分析シートが未だに使われていてなんだか不思議な気分。演習を通し,あの時気付いていなかった価値が今になって見えてきた。その一方で,まだまだ課題が多いシートであるなとは思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「何のために」がないと,授業分析は,薬ではなく,毒になるなというのが私が経験則から学んだこと。
もちろん,研究者が授業を診断することにも当然意味があると思うが,授業者にフィードバックしてなんぼのもの。
だとすると,授業分析を「何のために」するのか,これは授業者と分析者が合意形成をしていないと意味をなさない。
授業を「よく」したいという思いを持った,協同研究者として授業者と分析者がいる。
授業分析を授業者にフィードバックし,授業者が「はっ」と気付きを得られるかどうか。 ああ,自分はこういう事に気付いていなかった,こういう事に気付けて良かった。
ああ,自分が知らないことが知れた。面白いなあ~。
自分ってこういう点について,自分が思っていたようにはいっていなかったんだなあ。次はこうしたいな。
あの子は,こういう一面があったのか。知らなかったなあ。
子どもたちは,こんなことに躓き,困っているんだ。
子どもたちは,こんなこと考えているのか~!
などなど,今までの自分の枠組の見方,考え方を壊すような,超えるような発見があるものであるか。
何よりも,(たとえ,耳の痛いフィードバックになったとしても)授業者がポジティブな構えになるフィードバックになるかどうか。
この点を考慮しなくては,授業分析をすることに価値があるのか。
そんなことを考えて,どのような授業分析をするのかをチームで考えてねと,ゼミ生たちには演習のフィードバックをしました。